Pray through music

すとーんずにはまった元バンギャの雑記。

SixTONESをみていて思った、多様性の話。

〇この記事にたどり着いた方へ

 

読んでいただいてありがとうございます。

この記事は、6月1日放送の『バリューの真実』に出演していたSixTONESを観て改めて考えたことを徒然なるままに書いてるだけの記事です。

閲覧注意はないはず……。

 

www6.nhk.or.jp

 

〇本題

 

きょうの『バリューの真実』面白かった!

で、思ったのは、この人たちは多様性をほんとうに理解してる人の集まりなんだろうなってことでした。

 

私にとって多様性は「私はこう思う。君はそう思うんだね」と、相手と自分とをあるがままに認めること

 

やみくもに「多様性の時代だから、相手のことを良いって言わなきゃ!」とか、「多様性の時代だから、(ほんとうは条件にあわないのに)受け入れていこう!」とか、そういうことをしないこと。

(もしそれをやったら、ジャニーズ事務所とか宝塚とか、前提が崩れてしまうし。女性だけだからこそ、男性だけだからこそ到達できることもあると思うのです……)

 

 

で、多様性を考えたとき、腑に落ちたのは下記の記事でした。

altea.in

 

上記記事から、とくに読んでほしいところを引用します。(※注:誤脱字と思われる箇所のみなおしました)

1960年代、デジタル革命が起こり始めたシリコンバレー
サンフランシスコ周辺には、非常に多様な文化が存在していました。

ヒッピーやバイセクシャル、ゲイ、レズ、MBAや研究者、音楽家や芸術家。
薬で頭が少し飛んだようなキッズや、ハッカー
社会性がある人も、まったく無い人も、一緒になって生活していたのです。

そんなシリコンバレーに、いつしか「世界を変える」という反骨精神が生まれました。
世界を変えるという革命の前に、シリコンバレーの人々は一緒になって議論しました。
互いを受け入れ、価値観の違いを受け入れ、融合させ、上乗せし、アイディアを出し合ったのです。
ヒッピーとハッカー、投資家に学者、先生、MBA保持者、芸術家。
あらゆる個性と個性が混ざりあいながら、他者を受容し、受け入れ、発想を高めあいました。

結果、コンピューターを中心とした新しい世界が幕を開けたのです。

多様性とはつまり、こうした状況や文化、精神の在り方のことです。
マイノリティもマジョリティも、互いを受け入れ合って、何も否定しない。
かつ、受け入れ、受容し、アイディアを上乗せして未知の発想にたどり着く。
反骨精神や世界を変えるという目的の元、それぞれの文化を融合させ続ける。
だからこそ、イノベーションが生まれ、世界を変える事業が生まれるのです。

 

きょうの番組、印象に残ったのは、魚のきれいな食べ方の紹介。

 

1つはマナー講師の先生が教えてらした食べ方。

もう1つは元漁師の方が教えてらした食べ方。

言い方を変えると、片方は消費者の食べ方、もう片方は生産者の食べ方。さらに言うなら、(たしか元々お武家さんの作法が庶民に伝わってるはずなので)骨を残す士と、骨までいただく庶民の食べ方。

 

でも、どちらにも優劣をつけず、どちらに対しても真剣に反応する姿があって、「おぉ~!」「なるほどお!」と言った声も、映像を見終わったときの表情も、どちらにも納得しているように見受けられました。

 

で、SixTONESのことを考えたときに、「あー、彼らがファンに見えるところで、誰かの意見を否定したことってないよなあ」と思い。

いや、厳密にはあるのですが、否定したときでも「でもそういう考え方もあるよね」「でもそう思うんだもんね」と、「あなたはそう」ということは受け入れている

 

彼らの聴いている音楽だって、パリピな曲から日本語ラップ、クラシック、サブカル、洋楽のポップス……幅広い。けれど、誰かの趣味を誰かが否定しているようには思わない。

 

むしろ『1ST』の作り方や、関連するインタビューを見聞した限り、上記で引用したような、「互いを受け入れ合って、何も否定しない。かつ、受け入れ、受容し、アイディアを上乗せして未知の発想にたどり着く。」という方向に向かっている。

 

相手に対しても自分に対しても、心から「あなたは良い。私も良い」と思ってなければ、ああいうアルバムの作り方はできないと思うのです。

無理やり納得させたらどこかに歪みが出てしまう。

話し合いを重ねて、「こうしたい」という意見をブラッシュアップさせあって、はじめてあのアルバムはできたんだなあと改めて感動しました。

 

ファンに対してもそうで、応援の仕方を押し付けられている、と思ったことはないです。

樹くんの「ラフにラブを」を筆頭に、自分のスタンスでの応援を呼び掛けている。そして、自分たちに興味を持たない人のことも否定しない。

 

「私はこう。あなたはそうなんだね」という点が一貫しているから。

 

だから、こういう在り方でアイドルとして、そしてアーティストとして活動している彼らは、まさに多様性を体現するアイコンとして、シリコンバレーに革命を起こした人々のように、いつの日か世界に受け入れられていくんだなあ、としみじみ思いました。

 

 

 

5月終わって、ちょっとさみしいけど、6月はお誕生日が3人!

そもそも毎日「6」がつくから、もはや6月もスペシャル月間なのでは!?と思いながら、5thの発売を心待ちにして、きょうのところはおやすみなさい!

 

よい6月を!